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店頭で買いたい気持ちをつくった什器・POP・パッケージ成功事例9選

古谷乳業・カヤックの共同ブランド 挑むのは斬新なパッケージデザイン戦略

金谷 敏氏(古谷乳業)、合田ピエール陽太郎氏・原元光章氏(面白法人カヤック)

古谷乳業とカヤックによる共同ブランドの躍進が止まらない。牛乳パックの側面が文字で埋め尽くされた「ミルクの束縛」に続いて、2024年9月には新ブランド「物語のあるヨーグルト」シリーズをローンチした。なぜ、ユニークなパッケージデザインに挑戦するのか。古谷乳業の金谷 敏氏、企画を共創する面白法人カヤックの合田ピエール陽太郎氏、デザインを担当する同社の原元光章氏に話を聞いた。

商品は次々に話題化 なぜ斬新パッケージは誕生したか

─「ミルクの束縛」や「物語のあるヨーグルト」シリーズは、2社によって共同開発された商品です。

金谷:当社は創業から70年以上にわたり、乳業メーカーとして「安全でおいしい牛乳」の提供にこだわり続けてきました。近年では、企業価値をどのように向上させていくかについて考えており、その中でカヤックさんと共同で新しいブランドを立ち上げることに。2023年には「ミルクの束縛」を発売。そして第2弾として2024年9月には「物語のあるヨーグルト」シリーズを発売しました。特に「ミルクの束縛」は、関東甲信越地区で累計180万本以上の出荷を記録し、1月21日から東北、関西へ販売エリアを拡大。このヒットを受けた次なる展開として、おいしさと食感を追求した「物語のあるヨーグルト」シリーズを発売しました。

─なぜ、…

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