サントリー食品インターナショナルは12月16日、「伊右衛門」のアニメーションCMシリーズ 「伊右衛門の車窓にて」の新作として、「バス」篇(45秒)をWeb上で公開した。12月21日には「旅館」篇(45秒)も公開する。
「伊右衛門の車窓にて バス」篇(45秒)。兄弟が「伊右衛門」を飲みながら、旅に向かう風景が描かれている。
同アニメーションCMシリーズ「伊右衛門の車窓にて」は、2024年6月に「先生生徒/兄弟/先輩後輩」篇の3篇をWeb上で公開。
中でも特に「兄弟」篇は、TikTokでサントリー史上最高となる16万超えのLIKE数※を獲得し、Xでもキャラクターに関する二次創作が活発に行われてきた。
※@suntoryfoodstiktokおよび@suntorytiktokアカウント内において(2024年11月時点)。
同シリーズが高いエンゲージメントを生み、続編に期待する声が消費者から多く挙がったことから、同社は今回続編の制作を決定。前回の3篇のうち、特に人気の高かった「兄弟」篇にフォーカスし、「旅と伊右衛門」というテーマはそのままに、兄弟の新たな側面が見えるようなエピソードを考案した。
本WebCMの企画意図について、サントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部の細見洋平氏は次のように説明する。
「ゴールはとにかく『この兄弟を好きになってもらう』こと。そして、それに紐づく形で、伊右衛門に愛着や親しみを持ってもらうこと。第2弾では、よりキャラクターとブランドが交差するよう、“思いやり”という『兄弟』篇のテーマのもと、2人の微笑ましいやり取りや、お茶を相手に差し出すシーンを意識して描いた」。
第1弾、第2弾ともに伊右衛門として伝えたいことは「振って飲むとよりおいしい」絞り、それ以外は、「キャラクターの魅力」を伝えることに注力したという。
例えば、登場人物のやりとりや世界観、仕草など、すべてがキャラクターに帰着するようこだわった。キャラクターの魅力や属性を大きく膨らませながら、想像したものを制限なく伝えられることを理由に、アニメーションという表現手段を選択したと細身氏は話す。
「第1弾での世の中の反響から、キャラクターが気になって何度もCMを見返すようになり、結果的に商品にも愛着が湧くという良い流れが生まれているように感じる」(細見氏)。
さらに地上波でも12月21日に、「バス」篇と「旅館」篇を組み合わせた90秒のスペシャルバージョンのCMを、1回限りで放映する。
「今回、第1弾でファンになってくれた方への期待に応えつつ、第2弾で初めて知り興味を持ってくれた方々も含めて、テレビの前で皆でわくわくしながら放送を待つ瞬間をつくれたらという思いがあった。そこで1本限りのテレビCMの放映を決定。今回のアニメーションCMと親和性の高いアニメファンの方にも楽しんでもらうべく、多くの人に愛される『名探偵コナン』の枠に出稿することを決めた」。
本企画の目標は「第1弾以上のエンゲージメント獲得」と話す細見氏。
「普段、CMはなかなか見たいものとして受け入れられにくい中で、オリジナルキャラクターの兄弟の様子を、内容やクオリティにこだわりひとつのアニメのような形で描いたので、前回以上に多くの人に愛してもらいたい」。
そのほかイラストレーター4名によるファンアートリレーや、人気アニメーターによる「伊右衛門の飲み方動画」など、CM以外の施策も展開している。
スタッフリスト
企画制作
CHOCOLATE、異次元TOKYO
CD
まるそう
企画
小野寺正人、フロクロ、Bivi
企画+演出
しまぐちニケ
キャラクター原案
ヤスタツ
作画監督+原画 | 屍人 |
アニメPr | 野田楓子 |
Pr | 大久保 “ゆーきっす” 優樹、原田利菜(アシスタント) |
編集 | 尾熊貴之 |
編集(アシスタント) | 中村昂太、佐藤美咲 |
MA+SE | 高田淳之介、佐藤摩結子 |
AE | 西口滉、長島葉月 |