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市長アバターが英語で情報発信 横須賀市の生成AI活用

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横須賀市はより多くの人々に情報を届ける手法として、生成AI技術を活用した市長アバターによる英語での市の情報発信を開始した。アバター動画は同市の公式YouTubeで公開していく。

写真 横須賀市が3月に実施した記者会見内容をアバターが英語で話す動画
横須賀市が3月に実施した記者会見内容をアバターが英語で話す動画。

アバターの仕組みは、市長が日本語で話す動画から生成AIが市長の姿、振る舞い、声質を学習して市長アバターを作成。そこに英訳した文章を入力することで、英語で情報を発信する市長アバターの動画がつくられる。

図 アバターの仕組み
アバターの仕組み。

横須賀市は、2023年4月20日に全国の自治体では初となるChatGPTの全庁的な試験導入をより開始。その後、2023年6月にはTHE GUILD代表の深津貴之氏を横須賀市AI戦略アドバイザーに任命し、11月には好事例の横展開や職員のスキルの向上のため横須賀市の職員を対象に「ChatGPT活用コンテスト」を実施するなど、生成AIの活用を推進してきた。

外国人の居住者も多い横須賀市において今回の市長アバターによる情報発信は、多様な文化が交錯する同市における言語の壁をより低くし、情報が多くの人に届くようにすることで、誰も一人にさせないまちの実現を目指す取り組みの一環となっている。

また、同市では生成AIを活用した新たな挑戦として、2023年10月より運用を開始している「メタバースヨコスカ」にて、AI アバター「えーあいそーだんいん」の試験運用を4月27日から開始。

「えーあいそーだんいん」は、VRChat内の同市が運営するワールド「Dobuita&Mikasa World」にて、横須賀市の観光案内や「メタバースヨコスカ」の案内、雑談などが可能だという。

実データ グラフィック まめひなた🄫もち山金魚 「えーあいそーだんいん」のAIアバターとなる「まめひなた」
まめひなた🄫もち山金魚 「えーあいそーだんいん」のAIアバターとなる「まめひなた」。
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