阪神タイガースは27日、球団創設89周年を記念して、周年キャッチコピー「Thank you,89（ヤキュー）!野球よ、ありがとう。」を掲げたキービジュアルとブランドムービーを公開した。同日付のスポーツ新聞5紙（関西版）では異なるビジュアルの広告が掲載されている。

球団は1935年に創設し、今年で89周年を迎える。昨年のリーグ優勝と日本シリーズ制覇によって日本一となったこのタイミングで、野球に感謝を伝え、野球そのものの価値を伝える周年活動にしようと実施。新たに制作したキャッチコピーとステートメントには、野球で繋がる喜びや感謝の気持ちが表現されている。

5パターンある新聞広告では、デイリースポーツにはロゴとステートメントを、日刊スポーツには打撃フォームの近本光司選手、スポーツニッポンには投球フォームの村上頌樹選手、スポーツ報知には喜び合うタイガースファンを、サンケイスポーツにはタイガースで繋がるファンとスタッフの様子を収めた。

ブランドムービーは、周年キャッチコピー「Thank you,89! 野球よ、ありがとう。」に込めた想いを映像化したもので、27日にYouTubeやX、TikTokの球団公式アカウントで公開した。昨年のリーグ優勝シーンから始まり、ステートメントのナレーションとともに過去の試合映像や応援するファンの様子が映し出されている。

このほか7月には、19～21日、26～28日の計6日間で、89周年特別企画として「野球よ、ありがとう。展」を阪神甲子園球場で開催する。野球がきっかけで繋がり、親交が生まれた人の写真を会場に展示し、野球が繋いできた縁を可視化する取り組み。

開催に向けて、3月27日から5月12日まで、野球がきっかけで結ばれたカップルや仲良くなった友人グループ、交流が生まれた仕事仲間などの写真を89組分募集する。当選者の写真は事務局で加工・編集の上、ポスターとして同展で展示予定。応募者の中から抽選で計10名に近本選手、または村上選手のサイン入り89周年特製ポスターをプレゼントする。