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自治体広報の舞台裏

コンテンツとしての面白さを誘客につなげる 「新幹線駅開業」「映画公開」を軸にPRを推進

石川県加賀市

自治体の広報担当者に、実施した広報施策の背景や効果をヒアリング。自治体における広報の役割について探ります。

加賀市では、2024年春に予定している北陸新幹線の延伸に伴う誘客を図るべく、2017年からプロジェクトムービー「加賀市新幹線対策室」シリーズを展開。それ以前は、加賀温泉郷のイメージを伝えるPR動画などを配信していましたが、ただ魅力を伝えるだけではなく、見た人がコンテンツとしても楽しめる動画で話題化を図り、「面白いことをしている市があるから行ってみたい」という気持ちを醸成したいと考え、生まれたのが「加賀市新幹線対策室」シリーズです。

フィクションとノンフィクションを織り交ぜる

同シリーズは、市役所内の“加賀市新幹線対策室”メンバーが、北陸新幹線の停車駅候補である加賀温泉駅に新幹線を停めるべく奮闘するストーリー。今年の5月に公開したSeason5では、新しく主演にパンツェッタ・ジローラモさんを迎え、「新幹線停車に向け、変化を恐れず進化し続ける街になっていこう」というメッセージを発信しました。

「加賀市新幹線対策室 Season5」には加賀市に実在する「コンピュータクラブハウス加賀」が登場。「コンピュータクラブハウス加賀」は子どもが無料で先進技術に触れられるコミュニティで、動画内では子どもたちが...

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