本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。

日本百貨店　しょくひんかん

（日本テレビ『ヒルナンデス!』6月28日放送）

日本全国のご当地名産品が集合している日本百貨店。2013年に秋葉原でオープンし、年間来場者数は20万人を誇る。広い店内にある「めしとも」コーナーには、白いごはんと一緒にかき込みたくなる食品が、47都道府県すべてから集められ、ずらりと500種類が並ぶ。各商品のパッケージもユニークで興味をひく。「全国」あるからこそ、自分や同伴者の出身都道府県や縁のある地域の商品から会話が生まれるきっかけになっているのだろう。「おいしい出会い」から始まってさらに観光PRにつながれば、多面的な経済効果も見込める。

・日本百貨店
https://www.nippon-dept.jp/shop/default.aspx
東京都千代田区神田練塀町8-2　CHABARA（ちゃばら）内

干物と日本酒の店 yoshi-魚-tei (よしうおてい)

（日本テレビ『ZIP!』6月28日放送）

相模湾に面した熱海は、多種多様な魚が獲れ、穏やかな潮風が吹くことにより干物の加工に適した場所だ。自身を、「ハイパー干物クリエーター」と名乗る藤間さんは、うなぎ、花エビ、とろサーモンなど、画期的な商品開発を行ない、ほとんどの商品がオンラインショップで一年待ちになるほどの人気干物店を運営している。「もっと地元の人にも美味しい干物を届けたい」と、干物を使った料理を提供する居酒屋「yoshi-魚-tei」をオープンさせた。
「極上の干物を使った絶品料理が食べられる」と、地元の人が足繁く通う店となっている。

・干物と日本酒の店 yoshi-魚-tei
http://yoshi-uo-tei.com/
静岡県熱海市渚町13-11寿し忠ビル1F

いずも縁結び温泉ゆらり

（日本テレビ『DayDay』6月28日放送）

物価高の影響で、食卓に並ぶ寿司や刺身まで値上がりしている。そんな中、将来の魚の安定供給につなげようと、陸上養殖に参入する企業が増えてきている。島根県出雲市では、JR西日本が廃校になった校舎を養殖場として利用する取り組みを始めている。育てているのは「ぽちゃかわハギ」と名付けられたカワハギで、海を介していないおかげでアニサキスが寄生するリスクが少なく、キモまで生で食べることができる。ここで養殖されたカワハギはスーパーや飲食店へ出荷され、例えば同じ県内の温泉旅館「いずも縁結び温泉ゆらり」の会席コースとして宿泊客へ提供されている。天候に左右されず、最先端技術を使った効率的な養殖事業が、市場に変化をもたらしそうだ。

・いずも縁結び温泉ゆらり
http://yurari-izumo.jp/
島根県出雲市平田町7178