本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。

喫茶ボタン

(フジテレビ「イット！」6月22日放送)

昭和39年に創業。セピア色の明かりに照らされた店内と流れるムーディな音楽。まさに昭和の懐かしさを味わえる喫茶店だ。客層は50代や60代が多く、落ち着ける場を目的とした人が多いものの、20代も見受けられる。若い世代にとっては「馴染みがなく、新鮮に感じる」という反応があるようだ。店内は全席ソファとなっており、ゆったりと過ごせる空間となっている。また一部の席にはテーブルに麻雀などのボードゲームが設置されており、くつろぎながら楽しめる。そんな「レトロな装い」が新しさを感じるきっかけとなって、従来と異なる客層を掴むことに成功した例といえる。

・喫茶ボタン
https://www.instagram.com/cafe__botan/
東京都練馬区北町2丁目39-2

とんかつ檍

（TBS「ラヴィット！」6月22日放送)

千葉県産の林SPF豚を使用したとんかつが人気の店舗。都内を中心に複数の店舗を営んでおり、いずれも店の前に列ができる人気ぶり。肉厚な豚肉の贅沢さとサックリと歯が通る柔らかさが「他ではなかなか味わえない」と好評だ。本店はカウンター席のみ。待ち時間でメニューを聞いたり揚げるタイミングを合わせたりと工夫を施している。席数が少ない中でも、来店者を待たせぬよう試みている。列があることを覚悟で来店する人がいるのは、味への定評と、そこまで待たずに食べられるという安心感を持てているからだろう。

・とんかつ檍
https://tonkatsu-aoki.com/
東京都大田区蒲田5-43-7　

立喰酒場　金獅子

(日本テレビ「ヒルナンデス！」6月22日放送)

大阪府で人気の立ち食い形式の居酒屋店。本店の店主が猟師ということもあり、肉メニューへのこだわりのある店舗だ。2023年に商業施設「東京ミッドタウン八重洲」に出店。仕事帰りや休日の昼間の楽しみとして軽く一杯飲みたいというニーズに適している。また「立喰酒場」という名前の通り、お腹も満たせる料理が好評だ。外観にはメニューの貼り紙が何枚もされており、立ち寄った瞬間に気になるものを選びやすい。立ち喰いという手軽さを活かして商業施設の中でも来店者に選ばれる工夫となっている。

・立喰酒場　金獅子
https://www.instagram.com/tachigui_sakaba_kinjishi/
東京都中央区八重洲二丁目2-1