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担当者が語るIRの現場

1スライドで企業価値を示しIRグッドビジュアル賞受賞、三洋貿易のIR

三洋貿易

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

三洋貿易の「2022コーポレートレポート」。毎年発行を重ねるごとに非財務情報を含む開示の充実を試みている。

三洋貿易は、ゴム・化学品の原材料や自動車関連部材、バイオマス・粉体機械、ライフサイエンス関連素材・試験機などを扱う専門商社です。「堅実と進取の精神、自由闊達な社風のもと、柔軟かつ迅速に最適解を提供し、国際社会の永続的な発展と従業員の幸福を共創する。」という経営理念を掲げ、国内4拠点、海外10カ国17拠点で事業を展開しています。

IR活動のメインターゲットは、当社を中長期視点で応援いただける投資家です。中長期的に投資家の期待に応えていくためには、当社の成長性と強みをマーケットに浸透させて評価を高めることが欠かせません。また、その結果として、株式を購入いただく投資家を増やすというサイクルをつくり出すことが必要と考えています。そのような観点からKPIとして、①PBR(株価純資産倍率)、②出来高を重視しており、これらを改善するための施策を推進しています。

活動では投資家とのコミュニケーションを重視し、開示情報の充実を図っています。決算説明会やIR面談などでいただいたご意見を開示情報に反映することは、会社の「見える化」にもつながり、経営戦略の策定にも役立っています。

具体例を挙げると、当社は6つの事業部が異なる事業を展開しており、過去には、「事業内容が分かりにくい」という...

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