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チラシDX!「データドリブン・ポスティング」の最前線

店舗と連携した「楽しい」チラシで来店につなげる

サミット

様々な工夫を凝らしたチラシで話題を集めるサミット。人々の心を動かすチラシや企画はどのように生まれているのだろうか。ポスティングを自社のファンづくりや店舗での体験にどうつなげているのかについて話を聞いた。

実際に店頭に行かなければチラシ商品の中身を確認できない「白紙チラシ」や、家で楽しめるすごろくなどを掲載した「年末のゲームチラシ」といった一風変わったチラシが有名なサミット。同社は、2022年に日本新聞折込広告業協会主催の「J-NOA新聞折込広告大賞」にて、「未来わくわく賞」も受賞している。「デジタル化が進んでいる中でも、ポスティングしたチラシを見て来店するお客さまもやはり一定数いる」と同社 営業企画部 販売促進グループマネジャーの阿部優子氏はポスティングの強みについて話す。

「アプリやWebでのスクロールと比べて、一目ですべての情報が入ってきやすいこともチラシの強み。そういった利点があるので、紙のチラシはやはり支持される印象です。Web上でセール告知をする際にも、今後工夫が必要だと考えています」。

また、同社の店舗にはそれぞれ売り場の案内やコミュニケーションをとる「案内係」がおり、その日の来店者の声を聞いている。そういった報告の中にもチラシへの好感の声が多く挙げられているようだ。

キャラや人で親しみやすく

こういった「来店者から好感を得るチラシ」はどのようにつくられているのか。サミットでは、その時の店舗の課題に応じたチラシの作成も行っているという。例えば2023年4月22日の新聞折込では、キャッシュレス決済がポイント倍率アップセールの対象になったタイミングで、それを改めて周知する内容を掲載した。

「『キャッシュレス決済も4月からポイント倍率アップセールの対象になったこと』をお客さまにどう伝えようかと悩みました。当社のチラシには、誤解を解きたい場面に登場する『五貝徳三(ごかいとくぞう)』というキャラクターがいます。そのキャラを使ってお知らせしたことで、言葉だけの...

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