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チラシDX!「データドリブン・ポスティング」の最前線

継続的かつ計画的なポスティングが選ばれるきっかけに

ライドオンエクスプレスホールディングス

宅配寿司「銀のさら」などを運営するライドオンエクスプレスホールディングス(以下、ライドオンエクスプレス)。飲食可能な実店舗を持たない業態においても、ポスティングは消費者とのコミュニケーションになり得るという。その戦略についてデジタルマーケティング部の2人に話を聞いた。

宅配寿司市場で高いシェアを占める「銀のさら」を運営するライドオンエクスプレス。2023年5月15日時点での宅配事業の店舗数は382店舗。より多くの人に美味しい宅配寿司を知ってもらうため、販促施策としてポスティングを重要視している。

従業員自らがポスティング

同社は、2000年の創業当時から「宅配であっても本格的な寿司をお届けしたい」という思いを掲げ、認知度拡大のためポスティングに力を入れてきた。

「継続的にエリアごとのポスティングを続けてきたことで『宅配寿司といえば銀のさら』と信頼感を持ってくださっているお客さまもいるのではないかと思います。デザインの考案は当社のデジタルマーケティング部と制作会社の共同で行っています。また、基本的にチラシの配布はそのエリアを担当する店舗スタッフが自ら実施。この“地域に寄り添った配布”を行っているのも、私たちの強みだと思っています」と話すのは、同社のデジタルマーケティング部エクゼクティブマネージャーである渋谷和弘氏。

繁忙期には業者に一部委託して効率化を図りつつも、商品を届ける店舗スタッフがチラシを直接投函することで、近隣住民との接点拡大にもつながっているという。

ライドオンエクスプレスのサービスはデリバリーが中心の業態。そのため、その場で飲食できるスペースがなく、消費者と直接コミュニケーションをとれる機会は少なくなってしまう。だからこそ、紙のチラシを配るポスティングという行為も、消費者との接点拡大を目的としたコミュニケーションのひとつとして捉え、重要視しているという。

同社が運営する「銀のさら」のチラシ(左)と「すし上等!」(右)のチラシ。同じ宅配寿司のチラシであっても、そのブランドが持つイメージごとにデザインを変えている。

地域ごとのカスタマイズ

また、その時期のメニューによってレイアウトを...

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