本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。

ジェラテリアHANA

(日本テレビ「news every.」5月11日放送)

最寄り駅の西武秩父駅からバスで20分ほどの場所に店を構える「ジェラテリアHANA」。周辺は緑に囲まれ、店の側には川が流れている。まさに自然に囲まれた隠れ家のような店だ。バスの本数は多くなく、車などで訪れる利用客も多い。この店は訪れるのに時間を要する一方で、何度も足を運ぶリピーターを獲得している。その要因の１つに、“あえて”町の中心から離れた立地にしていることがあげられる。緑に囲まれて澄んだ空気や四季それぞれで変化する景観。それを店内で感じられることが魅力だという。店内は座敷やテーブル席、開放感あるテラス席も用意されている。そこでジェラートや自家製のパンを焼き上げたホットドッグなどを味わえる。また、これらのメニューを四季によって変えており、営業時間も時期によって変更しているそうだ。あえて都心の喧噪から離れた店舗の場所、そしてその魅力を最大限引き出す席やメニュー。それらに惹かれて何度も足を運びたくなるのだろう。

・ジェラテリアHANA
https://gelateriahana.com/
埼玉県秩父市定峰514-1

おにぎりこんが 赤坂Bizタワー店

（TBS「ひるおび」5月11日放送)

おにぎり専門店が増加傾向にあるという。アメリカやカナダでも専門店が人気を博すなど、現在「おにぎり」への注目度は高い。管理栄養士の柴田真希氏によると「小麦粉と異なり、米の価格は据え置きであることや具材や握り次第で様々な商品の展開が可能」なことが背景にあるようだ。2023年3月に開店したばかりの「おにぎりこんが」でも既にヒット商品がある。一般的なおにぎりの2倍の大きさ、20種類の具材を選べることがこの店の特徴だ。中でも1日1500個売れる商品が「卵黄のしょうゆ漬け」。3日間漬け込んでゼリー状に変化した卵黄を詰めて握った商品だ。まるで卵かけごはんを食べているような味わいに変化するという。店舗のある赤坂はオフィス街や観光地であることから、手軽な食事としておにぎりは選ばれやすい。そこにサイズや具材などの工夫を施すことによって、オープンから僅かの期間でも客足を増やせているのではないだろうか。

・おにぎりこんが 赤坂Bizタワー店
https://fbih.jp/
東京都港区赤坂5-3-1赤坂BizタワーB1F