本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。

花の駅 千曲川

（日本テレビ『ZIP!』5月10日放送）

6年連続で移住者が増加している長野県飯山市。「2023年度 住みたい田舎ベストランキング」でも第一位を獲得している。（※月刊誌「田舎暮らしの本（宝島社）2月号」掲載、人口5万人以上10万人未満のまち）
人気の理由は豊かな自然と四季の美しさ、さらに東京駅からわずか100分ほどのアクセスの良さで「二拠点生活に最適」だという。飯山でぜひ訪れて欲しい場所が「花の駅 千曲川」だ。年間来場者数が100万人を超える道の駅で、新鮮な地元野菜やご当地グルメが楽しめる。さらに11店舗ものパティスリーがケーキや焼き菓子、プリンなどのスイーツを販売しているのが魅力だ。実は飯山は昔から「雪国の小京都」と呼ばれるほどお寺が多い地域だ。そのためお茶菓子文化が根付いており、飯山駅から2キロ圏内に20店舗ものスイーツ店が軒を連ねる激戦区でもある。飯山駅で電動自転車をレンタルし、ご当地スイーツを堪能するサイクリングで街は賑わいを見せている。

・花の駅 千曲川
https://www.chikumagawa.net/
⻑野県飯⼭市⼤字常盤7425

stock mart（ストックマート）下北沢店

（日本テレビ『DayDay.』5月10日放送）

大容量でお馴染みのコストコの商品を小分けにして販売しているお店が注目を集めている。1999年の日本上陸以来、コストコはアメリカを感じさせる量の多さと品質の高さで、ファミリーを中心に高い人気を維持している。
しかし単身世帯や夫婦だけの世帯にとっては購入しても置く場所に困ったり冷凍保存の手間があった。stock martは一般客と同様にコストコで商品を仕入れ、少人数世帯にも購入しやすいサイズに小分け販売を行っている。例えばコストコ定番商品の36個入りディナーロールは18個入りと９個入りにしたり、直径40センチの巨大ピザは半分にカットして再販売を行っている。物価高騰の今、食べきれる分・使い切れる分だけ手に入れる方がライフスタイルに合っていると考える人が増えているように思う。

・stock mart
https://www.instagram.com/stockmart_tokyo/
東京都世田谷区北沢2-22-10下北沢リライアンスBldg.B1F

とんかつ檍（あおき）銀座店

（TBSテレビ『Nスタ』5月10日放送）

外国人観光客が並んでも食べたいグルメのひとつにとんかつがある。HISが調査した「訪日客が食べたい日本食ランキング」で上位を占めるのは寿司、ラーメン、焼き鳥、天ぷらなどと並んで「肉料理」とある。なかでも外国人にとって全く未知の料理より豚肉に衣をつけて油で揚げたとんかつはチャレンジしやすいようだ。例えばフランスのコトレットやドイツのシュニッツェルは調理方法がとんかつと似ていて欧米人にとっては馴染みがある。実際に、銀座の大通りに面したビルの地下にある「とんかつ檍」の店頭には外国人観光客の行列が地上まで続いていた。「2時間並んだ甲斐があった」と韓国からの旅行者は嬉しそうにとんかつを頬張った。訪日観光客に「食べてみたい・やってみたい」と思わせるちょうどいいハードルに見せる工夫が販促につながっている。

・とんかつ檍
https://tonkatsu-aoki.com/
東京都中央区銀座8-8-7