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オウンドメディアの現場から

ストーリーや価値観を伝え「ライフスタイル雑誌」を目指す

オンデザインパートナーズ「BEYOND ARCHITECTURE」

自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。



DATA
URL https://beyondarchitecture.jp/
開設 2017年8月
担当者数 7人
コンセプト ケンチクとカルチャーを言語化するメディア
制作体制 編集長に編集者の宮下哲氏を迎え、同社の設計スタッフ7人が編集部を兼任。2週に1回スタッフ会議を行っている。7人それぞれが連載を担当、それ以外の記事は編集長の宮下氏が主導して制作している。
更新頻度 月に5本
総記事数 約300本
効果測定 数字ではなく、直接もらえる感想やコミュニケーションを重視している。

横浜・関内に事務所を構えるオンデザインパートナーズ。同社は住宅や公共建築の設計にとどまらず、まちづくりや拠点の運営まで、幅広く手がける建築設計事務所だ。2017年から開始したオウンドメディア「BEYOND ARCHITECTURE」は、各プロジェクトの背景にあるストーリーやプロセス、同社の価値観までを伝える。

メディア立ち上げの背景として、同社は建築物が完成した後の場づくりまでを一手に引き受けるプロジェクトも多く、HPに掲載している建築物や場の写真や解説だけでは、ストーリーやプロセスなどの本質的な部分が伝わらないことが課題となっていた。そこで、編集者の宮下哲氏を編集長に迎え、編集部を新設した。

目指すは「ライフスタイル雑誌」

「建築の現場やオンデザインの周りで起きていることをリアルタイムに取り上げ、雑誌のように特集を組むと面白いんじゃないかと実験的に立ち上げたのがはじまりです」と語る宮下氏。

同メディアでは日々現場で建築を手がける設計スタッフが編集者となり、ひとり1本の連載企画を...

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