本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。
魚河岸丸天 魚河岸店
(日本テレビ「ヒルナンデス」4月17日放送)
駿河湾の新鮮な魚が水揚げされる沼津港。魚市場の飲食エリアでひときわ賑わいを見せるのが、朝7時から営業している昭和41年創業の老舗「魚河岸 丸天」だ。最近の人気メニューは、高さ18cmに及ぶノッポのかき揚げをトッピングした海鮮かき揚げ丼。昨今流行の「タテドリ」天丼として、スマホでの縦撮りにちょうど良いサイズ感で、インスタ映えがすると好評を博している。もちろん見た目だけでなく、味の方も折り紙付き。さまざまな食材を取り混ぜて、食べる人を飽きさせない工夫を凝らしている。地元の新鮮な海の幸をふんだんに使った海鮮丼や寿司・刺身など、魚河岸ならではのメニューも豊富。昼食時には地元のサラリーマンや観光客で長蛇の列ができるほどの人気店だそうだ。変わらぬ味を守りながらも最近の流行にも敏感にアンテナを立てている攻守のバランスの良さが、多くの顧客に愛され続けているゆえんだろう。
・魚河岸丸天
http://www.uogashi-maruten.co.jp/
静岡県沼津市千本港町114-1
築地きつねや
(日本テレビ「Day Day」4月17日放送)
2018年の豊洲への市場移転に続く2020年からのコロナ禍で客足が遠のいていた築地に人が戻ってきた。中でも毎日50人を超える行列ができるのが、ホルモン丼の店「きつねや」だ。八丁味噌をベースに、モツなどをじっくり煮込んだホルモン丼(900円)が大人気。特に外国人観光客にウケているという。インスタグラムやTikTokなどのSNSで広がる情報は国境を問わない。コロナ禍が収束に向かい、インバウンド需要が急速に回復しつつある昨今、古くからの築地の良さが再発見されているのだろう。人出は昨年の倍以上だとか。復活の兆しを見せる築地を牽引する人気店「きつねや」のホルモン丼を求めて並ぶ行列は、日本の観光復活の象徴だと言えるかもしれない。
・築地きつねや
https://twitter.com/kitsuneya
東京都中央区築地 4-9-12
肉匠コギヤ宴庭 五反田店
(フジテレビ「ぽかぽか」4月17日放送)
五反田駅から徒歩5分の都心にある「肉匠コギヤ宴庭 五反田店」は、生肉の美味さを心ゆくまで堪能させてくれる。おすすめメニューの牛刺三点盛り(1980円)は、カメノコ・シンシン・トモサンカクと、徐々に脂身が多くなる生肉のグラデーションが魅力。口の中でとろける食感は、新鮮なA5ランクの黒毛和牛ならではの味わいだ。他にも和牛握り(5貫)盛り合わせや王道ユッケなど、素材そのものの持ち味を生かしたメニューが並ぶ。締めはコギヤ牛・豚骨ラーメンで。牛骨と豚骨をダシに使ったスープは、見た目よりも優しい口当たりで食べやすいとのこと。焼肉店ならではのラーメンである。「肉匠」の名に恥じない、上質の肉の魅力を存分に引き出した料理の数々が、顧客の心をしっかりと捉えているのだろう。
肉匠コギヤ宴庭 五反田店
https://nikushokogiyaentei.gorp.jp/
東京都品川区西五反田1-17-6 GRIO五反田3F