昨今、健康経営に取り組む企業が増えています。健康経営は企業にどのような好影響をもたらすのでしょうか。また広報担当者はどのように関わることができるのでしょうか。
健康経営*1の取り組みを社外向けに発信することで、どのような効果が企業に期待できるのでしょうか。
連載第1回では、経済産業省が期待している健康経営の効果*2について触れましたが、そのエビデンスとしてよく挙げられるのが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの例です*3。同社では、健康経営への投資額(医療スタッフの人件費や診療施設、フィットネスルームの設備費など)に対し3倍のリターンがあったとしています。内的効果として「生産性の向上」「医療コストの削減」「モチベーションアップ」、外的効果として「イメージアップ」「リクルート効果」を挙げています。
イメージ向上と採用効果
では日本では同様の効果が...
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