販売促進の専門メディア

           

あの販促はすごかった!時代をつくったキャンペーン

販促のプロが語る!心に残った施策とプロモーションのこれから

河西智彦氏(博報堂)、倉林武也氏(リテイルインサイト)、長島幸司氏(CCCMKホールディングス)

長年販促・広告業界で活躍されている方々に、過去の注目事例とこれからの販促について聞いた。プロが唸る施策にはどのようなものがあるのだろうか。

    ❶ 街コン

    日本中の街を舞台に出会いを提供し、お店にもお金が落ちる仕組みに感銘を受けた。同じ街の人が結婚すれば都会への流入も防げて、地元のお店の活性化にも繋がる。今は廃れてしまったが、トータルの経済効果はかなりあったと思う。

    ❷ サントリー/ペプシマンボトルキャップ(1998年)

    販促史に残る仕事で忘れられない。自作のキャラクターをペットボトルの蓋につけ販促にして、当時かなり売れていた。店頭こそ最大のメディアだと気づかせてくれた。やがて当たり前になるものを最初にやり、結果も出したすごい仕事。

    ❸ 森永製菓/焼きチョコ「ベイク」を買わない理由
    100円買取キャンペーン(2019年)

    売上が苦戦していたベイクを『買わない理由』をTwitterで募集。1投稿につき100円で買い取るキャンペーン。リマインド効果で当時過去最高レベルの売上を記録。さらに5万件の「買わない理由」を分析しリニューアルに活用し売上増。Twitterだけで売上増実現、は大きな財産になった。

    これからの販促で重要だと思うこと

    従来の広告が届きにくい時代なので、①SNSを使った瞬間最大風速型販促か、②何年も続けることでブランディングにもなる販促、③店頭販促(PKG含む)が売上増に繋がると思っている。

    博報堂
    クリエイティブディレクター
    河西智彦氏

    ❶ P&G/生理用品always「Like A Girl」キャンペーン(2015年)

    動画に出演する俳優たちに「女の子らしくアクションして」とリクエストすると、みなナヨナヨとした動きをするが、小さな女の子たちに同じことをやらせると、むしろ力強くアクションする。社会に浸透している既成概念に正面から向き合い新しい行動様式へと変容させる取り組みは、販促を超えた強いメッセージ。

    ❷ 大関/ワンカップ大吟醸 志村けんの言葉ラベル(2021年)

    日本を代表するコメディアンの志村けんさんと...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

あの販促はすごかった!時代をつくったキャンペーン の記事一覧

販促のプロが語る!心に残った施策とプロモーションのこれから(この記事です)
あの販促はすごかった!時代をつくったキャンペーン(2017年〜2022年)
あの販促はすごかった!時代をつくったキャンペーン(2013年〜2016年)
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する