本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。
TOUBEI グランスタ東京店
(TBS「Nスタ」3月16日放送)
西京漬けや焼魚、弁当を販売する企業「味の浜藤」が運営するブランド「TOUBEI」。弁当でありながら、スープカップほどのサイズ。コンパクトなサイズながら、丼ものやのり弁などの具材を重ねたり詰めたりしていることが特徴だ。2022年に最も売れた商品は「海の三色カップ」。いくら、しらす、まぐろが盛られた海鮮丼である。1年間で2万食以上売れたヒット商品だ。もとは2色丼として販売していたが、3色丼にしたことから好評を博すようになったという。購入した人の中にも「見た目が春らしくてよい」「SNSで写真を載せたい」など見映えに対する声がある。形状をカップ型にすることや食材の色の追加など、その見え方が売上向上の重要な要素となった一例だ。
・TOUBEI
https://www.hamato.co.jp/brand/post-115-2/
東京都千代田区丸の内1丁目9−1
銀座日東コーナー1948
(日本テレビ「news every.」3月9日放送)
東京都の銀座で70年以上経営を続ける洋食店。看板メニューは「ロールキャベツ」。3日間かけて作られるため、1日10食限定だ。しかし、訪れた人に最も愛されるメニューとなっている。元は昭和時代の東京オリンピック時に選手村で料理長を務めていた岩月明氏の考案したメニュー。それを、約10年前から現在の店長が復活させようとメニューに取り入れるようになったそうだ。昭和当時の味を再現するために、長年通っている人に助言をもらったという。
また、新しい試みとしてできたてのメニューを急速冷凍し店頭販売を行っている。コロナ禍で経営が厳しくなった際には、冷凍販売が店の要になった。実際、売り上げにも繋がったという。長く愛されるメニューであるために、訪れた人の意見を取り入れること。そして、その人たちが最も購入しやすい方法を模索すること。これらが良い結果になった店舗といえる。
・銀座日東コーナー1948
https://nittocorner1948.com/
東京都中央区銀座1丁目27-10ザ・アソシエイトビル 1階