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DIRECTOR'S WORKS

メロドラマ風に女性の心の中を描いた「ブライトエイジ」のCMの裏側

小島淳平

気になるあのCMの演出やキャスティングについて、ディレクターにインタビュー。今月取り上げるのは、1月17日に放映を開始したアイム(第一三共ヘルスケアグループ)のエイジングケア化粧品「ブライトエイジ」のテレビCM「年齢肌にアプローチ」篇だ。

「年齢肌にアプローチ」篇(30秒)の絵コンテ。

メロドラマで女性の美しさを描く

豪華な邸宅の一角で、年齢差を気にして年下男性への恋心を抑えようとしている女性(中村優子)。そこへやって来た男性(生田斗真)が「年齢肌なんか関係ない!」と体を引き寄せ、2人は見つめ合う。商品を手にした生田さんが「年齢肌にアプローチ」と女性の耳元で囁くと、女性は恍惚の表情を浮かべる──。終盤には指先で女性の頬を「ツン」とつつき、女性に「こら」とたしなめられるなど、昔ながらのメロドラマのような展開が凝縮されている。

演出を手がけたのは、小島淳平さんだ。CMでは、生田さんが女性を後ろから抱き締める“バックハグ”を取り入れているが、元々の企画では“壁ドン”をする演技を想定していた。「今回のテーマは『昼下がりの情熱的で健康的な大人の恋愛』。生々しくならず、女性のピュアな部分を描けるよう工夫しました。“壁ドン”は少し若いかなと思ったので、大人の色気が出るように、タンゴっぽい動きをしたり、耳元で囁いたりしてもらい、高貴な要素を加えることで...

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