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社内報のつくり方

ビデオレターや用語解説ラップ配信、オイシックス・ラ・大地の社内報

オイシックス・ラ・大地

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はオイシックス・ラ・大地のウェブ社内報制作の裏側に迫ります。

オイシックス・ラ・大地『ORDeep』


有機や特別栽培野菜など安全性に配慮した食品宅配を行うオイシックス・ラ・大地のウェブ社内報が『ORDeep』。従業員数や拠点数が増え、組織規模が大きくなる中、2021年、従来からあったイントラ画面での各種告知ツールをリニューアルしてまとめる形で誕生した。

経営トップのメッセージを隔週ごとに動画で届けるのが「ビデオレター」のコーナー。会社が目指す方向性や髙島宏平社長の感じる課題感などを約15分で話す。22年11月25日付けでは、ある従業員からの「決めたプランをやりきるのか、変えるべきか悩んでいる」との悩みに、「一番大事なのは『いける感』があるかどうか」と答えた。

「社長動画は、当初、コロナ禍で緊急事態宣言が出た時期、対象を従業員に限ったYouTube配信から始まり、その後リニューアルしたウェブ社内報内に移しました」とビデオレター配信でMC役を務める同社経営企画本部の小峰葉子氏は語る。配信動画にすることにより従業員各自が都合の良いタイミングで見ることができて好評だという。

注目度の高い社長のビデオレター
(2022年5月13日付け)

宏平さんと呼ばれ従業員から親しまれる髙島宏平社長のビデオレターは社内報編集スタッフの小峰氏がMCを務める。

毎月掲載する業績ランキングの22年11月度分は12月8日付けに掲載した。らでぃっしゅぼーや部門では「今だけ割引率2倍」の告知パンフを冒頭に使う。大地を守る会部門では、お花の頒布会の初回登録約1000件達成を伝えるモチーフとして、グラスに綺麗に挿された花の写真を掲載する。「業績報告は無味乾燥になりがちなので、むしろビジュアルをメインに面白がって見て、ついでに数字を...

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