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韓国発の化粧品 ESG経営を表す透明容器のデザイン

TONYMOLY

韓国の化粧品メーカー TONYMOLYは2021年9月、透明容器を用いた化粧水「Wonder Vegan Label Mochi Toner」を発売。印刷・ラベル・コーティングが不要で、リサイクルパッケージを用いたデザインだ。

「Wonder Vegan Label Mochi Toner」。無駄なパッケージを極限まで減らし、自然な見た目を実現。

「クリーンビューティー」を体現

「Wonder Vegan Label Mochi Toner」は韓国でも関心が高まっている、サステナブルなパッケージをいち早く実現した商品だ。PCR PET 透明容器にブランドロゴと商品名をエンボス加工し、印刷やラベル、コーティングの要素を排除。FSC認証紙を用いた首かけラベルに成分を表示している。

TONYMOLYは容器メーカーを母体としており、ESG経営を目指す象徴的な商品として約6カ月で開発した。「こだわったのはVeganのフォント。誰が見てもVeganでリサイクル可能と理解できることが重要でした。透明容器に液体の色が映えるようデザインしています。国内の店頭・ECのほか、日本も含めアジア・欧米などでも販売中です」と話すのは、デザイナーのHyosun Jungさん、Hanchan Parkさん。

同社が提唱するのは「クリーンビューティー」。サステナブルな容器設計と天然成分によって、クリーンでシンプルなコンセプトを可視化している。2022年11月現在、累計11万本を販売し、日本でもQoo10のほか、店頭・ECともに販路を拡大予定だ。

FSC認証紙を使った首かけのラベルには粘着剤を使用せず、取り外しやすく環境にも配慮。

    審査員講評:

    ラベルレス容器が美容業界でも採用されるようになってきました。このスキンケア製品は「プリントフリー、ラベルフリー、コーティングフリー」を実現しつつも、個性を失わず固有のアイデンティティを美しく表現しています。また、箱を用いずに包装材を最小限に抑え、糊を使わないFSC認証紙をラベルとして使用するなど、生産から廃棄までの全プロセスにおいて環境負荷軽減に取り組んでいる姿勢も高く評価されました。

    鹿野 護(かの・まもる)
    デザインディレクター/東北芸術工科大学教授/WOW 顧問/ユニット17(メディア・コンテンツ)ユニットリーダー

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