本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップして紹介していきます。
Magic Noodle 香味麺房
(日本テレビ「バゲット」1月30日放送)
JR恵比寿駅前に昨年8月に開店した「Magic Noodle 香味麺房」は、蕎麦作りの全工程をロボットが自動で行う未来型の蕎麦屋である。注文と同時にロボットが麺を茹でてタレを入れ、IHヒーターで加熱しながら攪拌して麺とタレを絡ませてゆく。店員が手を出すのは最後の盛り付けのみ。注文から75秒で調理終了。時間短縮と人件費縮小で大幅なコストダウンを実現した。メニューも従来の蕎麦屋にはない未来型。一番人気の「ニンニクと豚チャーシューの油まぜ蕎麦」はボリュームたっぷりで444円の低価格。新メニューの「ポルチーニ香るクリームまぜパスタ」は蕎麦の食感を生かしたクリームパスタという新境地を開拓した。残ったソースには特製の黒コショウ御飯を入れて、締めのリゾットも楽しめる。従来の蕎麦屋のイメージにとらわれない斬新な発想と、最新のロボット技術を活用したコストダウンが繁盛の秘訣だろう。
・Magic Noodle 香味麺房
https://www.koumi-menbou.com/
東京都渋谷区恵比寿南1-1-12 フロンティア恵比寿
丸十ベーカリー ヒロセ
(TBS「ラヴィット」1月30日放送)
300mほどの通りに140店舗以上の個性的な店が軒を連ねる高円寺中通り商店街。その一角にある老舗のパン屋「丸十ベーカリー ヒロセ」は大正14年創業、90年以上の歴史を持つ名店だ。一番人気は何といっても創業以来の変わらぬ味を保つ「シベリア」。カステラで餡子を挟むという大胆な発想で昭和の時代に大流行した菓子パンだ。二番人気の「阿波踊りサブレ」も売れ行き好調。昔からのスタイルを変えることなく続けてきた生真面目な姿勢が、多くの顧客に長年親しまれてきたゆえんだろう。何度か閉店の決心をしながらも、社長の気力の続く限りということで営業を続けてきた。今のところ2023年5月頃までは営業するが、その後はわからないとのこと。今のうちに訪れておくべき歴史的存在の老舗のひとつだ。
・丸十ベーカリー ヒロセ
https://nakadori.jp/shop/0333375535.html
東京都杉並区高円寺北3-22-2