本企画では、テレビ番組で放送されたお店や企業の情報から、マーケティングや販促といったテーマで役だつ内容をピックアップしてデイリーで紹介していきます。

発酵バター専門店HANERU吉祥寺本店

（TBS「Nスタ」1月5日放送)

吉祥寺駅直結の商業ビルに2020年にオープンした発酵バター専門店「HANERU」。店名の通り、こだわりのバターをたっぷり使用し「バターを楽しむためのスイーツ」を販売している。中でも「バターカステラ」は売り上げが急上昇中だ。指でつまめるサイズの丸いベビーカステラを15個入りなどの詰め合わせにした商品で、その1つ1つを店内で焼き上げている。バターの香りに誘われて、近くを歩く人が店を訪れることもあるようだ。売り上げアップに至った要因は、うさぎの形をしたカステラを1個だけ入れたことだ。うさぎが2023年の干支であることも背景にはあるが、袋から取り出したときのわくわく感が好評を得ている。全てをうさぎの形にはせず、1つしか入っていないという特別さ。可愛らしいうさぎの形や1個だけ中身が異なるというお楽しみ要素が、大人から子どもまで受け入れられたからこそ売り上げ向上につながったといえる。

・発酵バター専門店HANERU吉祥寺本店
https://www.opefac.com/takeout-or-ec/haneru/
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-2キラリナ京王吉祥寺 2F

世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂

　(フジテレビ「イット！」1月5日放送)

地元の人に愛される中華そばを提供する店舗。2年連続ミシュランのビブグルマンに選ばれたことからも満足度の高さがうかがえるが、店舗の外に並ぶ人の数や客層からも多くの人の支持があることがわかる。1杯650円の看板商品である中華そばをはじめ、低価格でお腹も気持ちも満足できる一品を揃えている。ミシュランの話題を聞きつけ訪れた人や近隣の学校に通う学生、お得においしいものが食べたい人など、初来店の人も価格とメニューのクオリティからまた来たいと感じるだろう。さらに、常連客にとっては曜日限定メニューや昼と夜の営業でメニューが違うことなど、楽しみ方が別にありそうだ。店舗のSNSではラーメンの写真と共に、試作品や曜日限定など店主の一言が添えられている。今日は水曜日だから、金曜日だからと限定メニューをきっかけに足を運ぼうと決める人もいるだろう。多くの人に愛されるための工夫が見受けられる店舗だ。

・世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂
https://twitter.com/setagayaramen1
https://www.instagram.com/setagayanoodles/
東京都世田谷区祖師谷1-9-14