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STAND THE FLAG

もしも歴史上の偉人が地元の人々と交流したら?

静岡県/下田市観光協会「行こうじゃ、下田温泉」

「行こうじゃ、下田温泉」のCM。下田港、町の食堂、温泉と、訪れる先々で住民から声をかけられ、「久しぶりに訪れた下田は、人も街も、すべてが温かかった」と述懐するペリー。最後は下田市のご当地キャラクター「ぺるりん」とも遭遇。

1854年にマシュー・ペリーが“黒船”に乗って来航した下田市。この地をペリーが再び訪れたという設定のCMが、4月1日からBSで1カ月間、YouTubeで3カ月間放映された。下田市は東急グループの伊豆急行における終点かつ観光拠点であり、プロモーションに注力しているエリア。その縁もあって同グループの東急エージェンシーが制作を手がけた。内容は“再来航”したペリーが漁師や料理屋の女将など地元の人々との交流を通して人情に触れるというもの。

「ゆかりのある名所が数多くあること、誰もが知る存在であることから、ペリーをアイコンとして下田の魅力を再発見するというコンセプトとしました」と話すのはクリエイティブディレクターの中里智史さんと堀内有為子さん。「教科書で見たペリーと瓜二つ」という演者にオーディションで出会えたのも大きかったそう。また、営業の清水誠さんによれば、地域住民が多数出演しているのは、同市がどのようなブランド価値を持っているかを...

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