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セレクト10

すごい!たのしい!ちょっとヘン?!○○なカメラ大集合 ほか今月の展覧会

デザイン・アート・広告賞 今月の展覧会&コンペティション

すごい!たのしい!ちょっとヘン?!〇〇なカメラ大集合

カメラが実用化されてから約180年。その歴史には、革新的な技術を備えたカメラやブームをつくったカメラ、デザインが評価されたカメラなど、“名機”や“ヒット商品”と呼ばれるカメラが数多く存在する。一方で、既成の概念にとらわれない発想でつくられた、変わった形状のカメラや、新たな技術や分野に挑戦したものの普及には至らなかったカメラも、多くつくられてきた。

展示では、独創的な機構やデザインをもつカメラ、歴史のなかで脚光を浴びたカメラ、そして埋もれがちなカメラにもスポットを当てた。ものづくりへのチャレンジ精神から生み出された、「すごい」や「たのしい」「ちょっと変」など、“〇〇なカメラ”と形容できるような特徴的なカメラの数々を紹介。カメラを趣味とする人だけでなく、初心者や子どもたちにも楽しめる企画になっている。

すごい!たのしい!ちょっとヘン?!〇〇なカメラ大集合

日本カメラ博物館
開催中、10月16日まで
月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日)
お問い合わせ→ 03-3263-7110

第25回 グラフィック 「1_WALL」展

1年後の個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」。グラフィック部門としては今回が最後の開催となる。日常の何気ない風景の中から心の機微をすくい取る池田洸太。防犯カメラに記録される瞬間を映像作品にした趙文欣。アクリル絵の具、スプレーや木炭、アルミテープを使い、生命力あふれる作品を描き出すタツルハタヤマ。

母との関係性をもとに、他者/社会との在り方を果物に置き換えた絵画作品を制作する儲靚雯。膠(にかわ)、アクリル絵の具、油絵の具、鉛筆による作品を空間に配する平松可南子。計5名の最新作を含むファイナリスト展となる。会期中オンライン配信される最終審査会でグランプリが決定する。

第25回 グラフィック 「1_WALL」展

ガーディアン・ガーデン
開催中、7月23日まで
日曜、祝日休館
お問い合わせ→ 03-6835-2270

Immersive Museum

(c)Bridgeman Images amanaimages

(c)RMN-Grand Palais(musée de l'Orangerie)
Michel Urtado AMFamanaimages

Dive in Art。鑑賞する絵画から、体感する絵画へ。Immersive Museumは、近年世界的なトレンドとなっている“没入感”をキーワードとする、新たなアート体験プログラムだ。特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、音と映像により全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験が可能になる。

日本開催第一弾となる今回は、世界的に人気の高いクロード・モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」といった、印象派の名画の数々を映像化した。高さ6メートル、約700平方メートルの巨大空間に、印象派の作家たちの視点で見た作品世界を再現し、アートの鑑賞体験を大きく進化させる。

Immersive Museum

日本橋三井ホール
7月8日〜10月29日
※休館日など最新情報は公式サイトにて
お問い合わせ→ https://immersive-museum.jp/

浅間国際フォトフェスティバル2022

浅間山麓の美しい自然の中で、五感で感じられるさまざまな写真体験ができるアートフォトの祭典。2018年にスタートし、これまで自治体や地元企業と共同で開催してきた。ワークショップなど、写真の楽しさを提案する体験型のイベントも実施している。今年は長野県北佐久郡御代田町で3年ぶり、3回目となる「PHOTO MIYOTA」を開催。会場となるMMoP(モップ)には、フェスティバル開催時期から、アートフォトに特化した美術館「御代田写真美術館」も開館予定だ。

リアルな作品展示だけでなく、新たな試みとしてバーチャル空間にエリアを拡大。仮想空間「amana virtual museum」上に作品を展示した「PHOTO ALT(オルト)」を同時開催する。空間設計は、建築家の谷尻誠氏。建築CGから動画化したメタバース空間には、国内外で活躍するアーティストたちの作品が展示され、インタラクティブな写真体験が楽しめるつくりになっている。

浅間国際フォトフェスティバル2022

MMoP
7月16日〜9月4日
水曜休館(ただし8月10日は開館)
お問い合わせ→ https://asamaphotofes.jp/

こどもとおとなの自由研究工芸の○△□×展

四谷シモン《解剖学の少年》1983年 東京国立近代美術館蔵 撮影 斎城卓

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