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デジタル広告品質とコンテキストターゲティング

デジタル広告を出稿する『場』のコンテンツの安全性は広告主にも重要事項

中川卓也氏(TVer)

Q「デジタル広告の品質」にかかわる領域で、もっとも注目している課題とは?

A 広告を掲載する場の安全性責任は、広告主にも問われる。

広告が掲載される「コンテンツの安全性」に注目しています。過去から問題視されていましたが、昨今「ファスト映画」や「ネタバレ投稿」といった違法アップロード等、不適切なコンテンツ問題が注目され、「ファスト映画」については逮捕者が出るような事態にまで発展しています。

このような中で、直近のIAS(Integral Ad Science)の調査によると、「安全でない」コンテンツに広告が表示された場合、プラットフォーマーはもちろん、アドバタイザーにも同等に責任があると考えられるという結果も出てきており、「コンテンツ」と「広告」に関する生活者の意識も変化しているように思います。

不適切なコンテンツを掲載することは、プラットフォーマーの問題だけでなく、そこに広告出稿している広告主のブランド毀損のリスクにもつながると考えています。

Q デジタル広告にかかわる各プレイヤー間で、品質の課題に対する意識にギャップはあると思いますか?

A 業態やエリアに加え、経営層、担当者といった...

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