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不調に伴う社会課題解決へ 共感と理解を広げるツムラのアクション

ツムラ「#OneMoreChoice プロジェクト」

ツムラは「#OneMoreChoice プロジェクト」プロモーションを、3月8日の国際女性デーをフックに様々なクロスメディア展開を行った。

女性に寄り添う企業として「隠れ我慢」をキーワードに訴求

ツムラは、心身の不調に伴うさまざまな社会課題解決を目指したブランドコミュニケーションとして「#OneMoreChoice プロジェクト」の活動を2021年3月8日より開始した。

ツムラでは、中長期的なブランドコミュニケーションの方向性について検討する中で、「ツムラだからこそ社会に貢献できることは何か」を模索していた。ツムラの原点は、創業時からのロングセラー商品「中将湯」。女性特有の体の不調に効果を持つ婦人薬だ。現在に至るまで女性に寄り添ってきたツムラの思いを発信していこうと、「#OneMoreChoice プロジェクト」というタイトルで2021年よりコミュニケーションを開始した。

この「#OneMoreChoice」にはどのような意味があるのか、またプロジェクトに対する抱負についてツムラ コーポレート・コミュニケーション室広報グループの宮城英子氏に伺った。

「私たちは、不調を感じた際の対処法には、服薬や治療が全てではなく、休んだり、働き方を少し変えてみたり、あるいは誰かに相談するなど、選択肢は多様にあると考えています。漢方製剤は、一人一人の症状や体質に合わせて処方されるように、不調の際にもその人がその時の自分にふさわしい選択肢を取れる、そんな社会こそ、『誰もが心地よい、健やかな社会』であると考えました。また、女性に限らずさまざまな性別、世代を対象に、このコンセプトを広くメッセージとして発信していくことで、不調を抱え辛い状況にある方々にとってよりよい社会になるよう、取り組んでいきたいと考えています」。

2021年3月に行ったツムラ独自の調査によると、女性の8割が、不調を我慢して仕事や家事をしていることがわかった。この結果をもとに、2021年はツムラが定義した「隠れ我慢」をキーワードにした新聞広告やCM放映を実施。その後のSNSの反響では「ツムラさんの広告、温かいメッセージで泣いてしまった」「製薬会社が“薬飲んで頑張ろう”ではなくて“無理せず休もう”ってCM作るのすごい」など、高い共感と支持を得た。

そして2年目となる今年は、3月8日の国際女性デーをフックに、マス・SNS・屋外広告など幅広いメディアでプロモーションを企画・実施した。

コロナ感染症予防の観点から、集客せずに露出できる駅構内でOOH広告を実施。新宿、渋谷、六本木の人通りの多い場所で実施した。

今年はインターナル改革も実施 我慢の原因とその解決に焦点

さらに新たにインターナルの改革も加えた。具体的には、2021年から開始した社内での...

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