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「学び直し」を多様性の観点から考える

  • 谷 俊子(関東学院大学)

企業成長の原動力として注目が集まるのが組織の「多様性」。しかし多様な従業員が集まるからこそ、生まれる課題もあります。

リカレント教育という言葉を耳にするようになってから久しいですが、実際に社会人になってから学び直して、次のキャリアに活かせている人はそう多くないと思います。日本の場合、スウェーデンやイタリアのような有給教育訓練制度もないため、会社を辞めると通学する間の生活費に困ることになります。また転職市場が未成熟なので次の仕事が見つかりにくいという難点もあります。

リカレント教育と並べて語られる言葉にリスキリングがあります。こちらは社内で別な業務を担当できるようになるための新たなスキル習得というニュアンスがあります。仕事や収入も保障されているので、日本でも現実的な学びの方法だと思います。リスキリングはどちらかというと企業から従業員へ学んでほしい内容を提示するといった企業主導型の学びであると言えるでしょう

*詳しくは厚生労働省、経済産業省の資料等を参照。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18817.html
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/001_03_00.pdf

画一的な価値観から脱する

日本で、退職して学校に入るという意味でのリカレント教育は、まだメリットよりデメリットの方が大きいようです。しかし同じ会社で同じ仕事を続けてきた人にとって、会社とは別な場所で、「学び直し」することの重要性は否定できません。

例えば...

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