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社内報のつくり方

新入社員が自社の未来像を社長にプレゼン、ディノスの社内報

DINOS CORPORATION

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はDINOS CORPORATIONの社内報制作の裏側に迫ります。

DINOS CORPORATION『Everything Has A Story』


通販会社、DINOS CORPORATIONは社名変更に伴い、社内報も2021年4月に誌名を『Everything Has A Story』と改め、新創刊した。

制作する同社広報本部長の菅谷しのぶ氏は「今年は『ディノス』創業50周年でもあり、企業としての新たな門出との意識から、企業理念やサステナビリティ等の企画に注力しています」と語る。また、長年カタログ通販を展開する中で「紙媒体の価値」と「自然環境の大切さ」の両面を伝えるべく、社内古紙再生プロジェクトをスタート。セイコーエプソンの協力のもと、コピー用紙など社内古紙を回収し再生紙とし、社内報用紙として使いはじめた。

その1号目、2021年春号の特集テーマは「未来に向かう、私たちのパーパス」。新入社員たちが、同社がどのような未来価値を提供できるかを石川順一社長とオンラインで語り合う。「商品を通じ日本の伝統・文化を再発見」「通販だからこそ地方活性化につなげる」など、新人が思い思いプレゼンした。「新入社員に、まだ自社に対する先入観のない時点でその未来に関してどう思うかを社長にぶつけてもらおうとの狙いです」と菅谷氏。

サステナビリティをテーマとする「Z世代ラボ」のページではZ世代活動家へのインタビューに加え、彼らの歩みを四コママンガにして紹介。「文章が多すぎると若い世代の読者に伝わりづらいだろうと考えました。取材を担当する私たちがコンテを練り、イラストは絵の得意な同じ部門の同僚に描いてもらいます」と山本氏は話す。

社内各セクションで輝く社員をフィーチャーするのが連載「プレイヤーズ・ファイル」だ。21年春号では媒体戦略セクションマネージャーが登場し、人との繋がりを大切にすること、何ごとも“俯瞰”して見ることなど...

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